防水工事の種類と特徴を徹底比較!マンション・ビルに最適な選び方

マンションやビルの資産価値を守り、雨漏りから建物を保護するために欠かせないのが「防水工事」です。

しかし、いざ業者に見積もりを依頼すると「ウレタン防水」「シート防水」「アスファルト防水」など様々な工法を提案され、「結局、自分の建物にはどの種類が最適なのか?」と頭を抱えるオーナー様や管理組合様は少なくありません。

防水工事は、施工する場所(屋上、ベランダ、外壁など)や既存の防水層の状態によって、選ぶべき種類が明確に異なります。適していない工法を選んでしまうと、数年で雨漏りが再発するなどのトラブルに繋がりかねません。

本記事では、防水工事の主な種類とそれぞれのメリット・デメリット、場所別の最適な選び方から耐用年数まで、後悔しないための全知識を徹底解説します。

代表取締役

【監修者】長谷川 昭人

専門領域・保有資格
・一級塗装技能士
・雨漏り鑑定士

経歴・実績
・1998年 高槻市にて「長谷川建装」として創業。塗装職人親方として独立。
・2013年 拠点を豊中市二葉町へ移転。住宅リフォーム事業部を新設し、元請事業を本格開始。
・2019年 拠点を豊中市服部本町へ移転。「住まいるヒーローズ」を商標登録。

加盟団体
・大阪府塗装共同組合(第4支部長)
・PQA塗装品質機構(副会長)
・塗魂ペインターズ


防水工事の主な種類と特徴

まずは、現在主流となっている4つの防水工事の種類と、それぞれの特徴や費用感を把握しましょう。

防水工事の種類 主な施工場所 耐用年数(目安) 費用相場(1㎡あたり) 特徴・メリット
ウレタン防水 ベランダ、屋上、複雑な形状の場所 10年〜13年 3,000円〜7,000円 液体状のため、どんな形状の場所にも施工可能。つなぎ目がなく美しい仕上がり。
FRP防水 ベランダ、バルコニー、屋上 10年〜12年 4,000円〜8,000円 非常に軽量で頑丈。乾くのが早く工期が短い。歩行が多い場所に向いている。
シート防水 屋上(陸屋根)などの広い平らな場所 13年〜15年 4,000円〜7,000円 塩ビやゴムのシートを貼る工法。広い面積を短期間で施工でき、耐久性が高い。
アスファルト防水 大規模ビル・マンションの広い屋上 15年〜25年 5,500円〜8,000円 最も歴史が古く、水密性・耐久性がトップクラス。重量があるため大型建築物向け。

1.ウレタン防水(塗膜防水)

液状のウレタン樹脂を複数回塗り重ねて、つなぎ目のない防水層を形成する工法です。

【メリット】 液体を塗るため、室外機が置いてある場所や、段差・凹凸がある複雑な形状の場所でも隙間なく施工できます。現在の防水層の上から重ね塗りしやすいのも魅力です。

【デメリット】 職人の手塗りで仕上げるため、施工する職人の技術力によって仕上がりの均一性や寿命が左右されやすい点に注意が必要です。

2.FRP防水

ガラス繊維が組み込まれたプラスチック(FRP)のシートを敷き、その上から樹脂を塗って硬化させる工法です。お風呂の浴槽や船の底にも使われる素材です。

【メリット】 非常に頑丈で摩擦に強いため、歩行頻度が高いベランダなどに最適です。また、硬化が早く、工期が短く済むのも特徴です。

【デメリット】 紫外線に弱いため、定期的にトップコート(保護塗料)を塗り替える必要があります。また、地震の揺れなどでヒビが入りやすい性質があります。

3.シート防水(塩ビ・ゴム)

塩化ビニル樹脂や合成ゴムでできた防水シートを、接着剤や機械で下地に固定する工法です。

【メリット】 あらかじめ工場で作られた均一なシートを使うため、職人の腕による品質のバラツキが出にくく、広い面積(屋上など)を効率よく施工できます。

【デメリット】 シートを貼り合わせるため「つなぎ目」ができ、そこから剥がれや雨水が浸入するリスクがあります。複雑な形状や障害物が多い場所には不向きです。

4.アスファルト防水

合成繊維の不織布にアスファルトを含ませた「ルーフィングシート」を、熱で溶かしながら貼り重ねていく工法です。

【メリット】 何層にも重ねて分厚い防水層を作るため、数ある防水工事の中で最も耐久性・水密性が高く、寿命も長いです。大規模なビルやマンションの屋上で標準的に採用されています。

【デメリット】 シート自体が非常に重いため、木造住宅などには向きません。また、熱工法の場合は施工中に煙や強いニオイが発生するため、周辺環境への配慮が必要です(最近はニオイを抑えた常温工法も増えています)。

施工箇所別!最適な防水工事の選び方

防水工事は「どこに施工するか」によって適した種類が変わります。ここでは、ビル・マンションの代表的な箇所別の最適解を解説します。

屋上・陸屋根におすすめの種類

大規模なビルやマンションの広い屋上には、耐久性を最重視して「アスファルト防水」または「シート防水」がおすすめです。面積が広いため、均一な品質で一気に施工できるシート状の工法が適しています。もし屋上にエアコンの室外機などの障害物が多い場合は、柔軟に対応できる「ウレタン防水」を組み合わせることもあります。

ベランダ・バルコニーにおすすめの種類

各住戸のベランダやバルコニーには、「ウレタン防水」「FRP防水」が一般的です。限られたスペースや複雑な形状(排水溝の周りなど)には、液体で隙間なく埋められるウレタン防水が適しています。また、洗濯物を干すなど歩行頻度が高い場合は、摩擦に強いFRP防水を選ぶと安心です。

外壁・共用廊下におすすめの種類

マンションの共用廊下や階段には、防水性とともに「滑りにくさ」や「足音の軽減」が求められるため、「長尺シート(防滑性ビニル床シート)」の施工と、端部分の「ウレタン防水」や「シーリング(コーキング)」を組み合わせるのが主流です。

防水工事の耐用年数とやり直しのサイン

防水工事は一度行えば永遠に持つわけではありません。被害が拡大する前に、以下のサインを見逃さないようにしましょう。

種類を問わず「約10年〜15年」がメンテナンスの目安

使用する環境や工法によって異なりますが、一般的な防水層の寿命は10年〜15年程度です。特に、表面を紫外線から守っている「トップコート」は5年〜7年程度で劣化し始めるため、トップコートの塗り替えだけを定期的に行うことで、防水層自体の寿命を延ばすことができます。

見逃し厳禁な防水層の劣化サイン

以下のような症状が見られたら、雨水が建物内部に浸入し始めている危険信号です。早急に専門業者の点検を受けましょう。

  • 水たまりが長期間ひかない(水はけが悪い)

  • 防水シートの膨れ・浮き・剥がれ

  • 表面のひび割れ(クラック)

  • 雑草やコケが生えている

  • 排水溝(ドレン)の詰まりやサビ

ビル・マンションの防水・大規模修繕は業者選びが鍵!

防水工事の種類を正しく選定し、長持ちさせるためには、建物の構造を熟知した専門業者の診断が不可欠です。

私たちエースは、ビル・マンションの大規模修繕や防水工事に特化したプロフェッショナル集団です。多くのお客様に選ばれるのには、明確な理由があります。

中間マージンをカットする「完全自社施工」

一般的な管理会社や大手ゼネコンに防水工事を依頼すると、実際の作業は下請け業者に丸投げされ、多額の「中間マージン」が発生します。

私たちは、自社の職人が直接施工を行う完全自社施工体制です。無駄なコストを徹底的にカットし、その分を「高品質な防水材」や「丁寧な下地処理」に還元することで、適正価格で長持ちする防水工事を実現します。

ビル・マンション修繕に特化した専門ノウハウ

戸建て住宅と、大型ビル・マンションとでは、最適な防水工法が異なります。当社はビル・マンションに特化した専門業者として、圧倒的な施工実績を持っています。

建物の劣化状況を専門の有資格者が正確に診断し、現在の防水層に最も適した(相性の良い)工法をご提案します。また、多数の居住者様がいらっしゃる中での工事となるため、臭い・騒音対策や安全管理など、生活へのご負担を最小限に抑えるノウハウも万全です。

安心の365日対応・緊急対応体制

「天井から雨漏りしてきた」「台風で屋上のシートが剥がれた」といったトラブルは待ったなしです。予期せぬトラブルにも迅速に駆けつけます。施工後のアフターフォローも充実しており、オーナー様の大切な資産を長期にわたってお守りします。


まとめ

ビル・マンションの防水工事には、主に「ウレタン防水」「FRP防水」「シート防水」「アスファルト防水」の4種類があり、施工場所や建物の規模によって最適な工法が異なります。間違った工法を選んだり、施工技術の低い業者に依頼したりすると、早期の雨漏りや無駄なコストに繋がってしまいます。

最適な防水工事で建物の寿命を延ばすためには、中間マージンのかからない自社施工で、かつ大型物件の実績が豊富な専門店を選ぶことが重要です。

「うちのマンションにはどの防水工事が良いのかわからない」「他社の見積もりが適正か見てほしい」など、防水工事・大規模修繕に関するお悩みは、どうぞお気軽にご相談ください。プロの目線で最適なプランをご提案いたします。

エースマーケティング部

ビル・マンションの大規模修繕や改修を検討されるオーナー様・管理組合様へ、資産価値を守り高めるための専門知識やお役立ち情報を発信しています。

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